>>back

――早乙女さんとしては約10年振りの豊田道倫とのレコーディングになりましたが、10年前のレコーディングのと今回のレコーディングを比較した場合、彼に対する印象は変わりましたでしょうか?
「10年前はフリーターの音楽文化人という印象でしたが、今回は労働者の音楽文化人という印象になりました。」

――レコーディングをスタートするにあたって注意した点、準備したものはありましたか?
「デジタル環境でアナログらしい生々しさが出るシステムを考えました。」

――ヴォーカルを録音するにあたって注意した点、工夫した点はありましたか?
「音質が良く、なおかつ、本人が歌いやすいマイクをセレクトするのに苦労しました。 それと、高揚感をうまく表現できるコンプレッサーをセレクトしました。」

――今作のギターに関して、エレキ、アコースティックともに豊田道倫が担当していましたが、それらのギターを録音するにあたって、工夫した点はありましたか?
「アレンジのアイデアが出やすいように、曲調やギターごとに見合ったマイクをセレクトしました。使用するギターアンプもいろいろ変えていい感じになったと思います。」

――ゲスト・プレイヤーを迎えてのレコーディングで特に苦労したところや工夫したポイントがありましたら教えてください。
「ファーストテイクがOKになるように環境やモニターバランスを工夫しました。」

――一発録り的な楽曲もありましたが、これらをレコーディングする際に注意した点や工夫した点を教えて下さい。
「本人の視界の工夫と、トークバックのタイミングです。」

――ミックス作業において一番気を使った点は何でしょうか?
「ヴォーカルの生々しさです。シンプルな曲は本人の気持ちがより良く伝わるようにするのが難しかったです。」

――ヴォーカルとそれ以外のインストゥルメントとのバランスで注意した点を教えて下さい。
各曲ごとでヴォーカルのミックス作業での活かし方はそれぞれ違ったものだったのでしょうか?
「ヴォーカルは『本人の気持ち』なので、曲ごとにその『本人の気持ち』が上手く伝わるバランスを心がけました。録音時とミックス時にかなりEQをかけていますが、自然な感じが伝わるように心がけました。」

――レコーディングやミックスが進行するに従って、新たに導入した機材や新たな工夫がありましたら教えて下さい。
「マイクに関して、いつも定番で使っているもの以外が採用されることが多かったです。ミックス時には、より自然な感じで聴こえるコンプを採用しました。」

――レコーディングやミックスの途中で豊田道倫からいろいろな意見やアイディアが出て来ましたが、これらを具現化する為に工夫や苦心したことがありましたらそちらも教えて下さい。
「本人の言葉の行間をくみ取り、音で表現することを心がけました。」

――早乙女さんは半野喜弘やJazztronikなど、生楽器とエレクトロニクスを同時に扱うアーティスト達との作業がよく知られていますが、それらのアーティストと豊田道倫との作業でのエンジニアリングの差異について教えて下さい。(もちろん一人一人全く違うものであるとは思いますが)
「豊田さんは、音の後ろに潜んでいる陰の部分を必要としていたので、他のアーティストとは違うバランスになったと思います。」

――最後にマスタリング後の完パケ・ヴァージョン(商品のCDと同じ音源)をお聴きになった際の感想をお聞かせ下さい。
「本人が思う世間との関わり方や距離がうまく伝われば良いと思いました。」


豊田道倫『しあわせのイメージ』
WEATHER 032 / HEADZ 106
¥ 2,500 (tax incl.) ¥ 2,381 (without tax)
2007.12. 5 on sale
WEATHER / HEADZ

HEADZonlineshopにて「しあわせのイメージ」お買い上げのお客様にポストカードを、
主要レコード店にて買い求めのお客様にはステッカーをプレゼント!
(一部店鋪では取り扱っていない場合もあります。ご了承ください。)

ご購入はこちら→HEADZonlineshop

>>back