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Pot-pourri(ポプリ)
『Classic』

UNKNOWNMIX 50 / HEADZ 239
価格:2,000円+税 / 2019.10.25 on sale

SAWAWO: Vocals, Guitars, Bass(3, 5, 6), Piano(3), Programming(4, 5, 7)
RYO NAGAI: Programming(1-3, 5-8)
PLEASURE: Bass Arrangement(3)
DOGUMP: Bass(2, 7, 8)
CHIKUWA: Drums(3, 6)
TARAWO: Drums(2, 8)

All songs written by SAWAWO, arranged by Pot-pourri except 1 by RYO NAGAI & 4 by SAWAWO
All lyrics written by SAWAWO

All songs recorded, mixed & mastered at soup by noguchi taoru(soup) except 3 recorded at soup & Komaba by noguchi taoru(soup) & SAWAWO

Artwork & Design: AKIRA ASHIMO
Logo Design: Manabu Kon




購入はこちらHEADZ onlineshop
※先着で直販特典「Revolver」「Silkworm」未発表弾き語りヴァージョン収録のCD-R付き!




Pot-pourri『Classic』コメント

いまの時代に真に独自性のある音楽をつくりだすことの難しさ、それに出会うことの難しさは、ソングライターとしてもリスナーとしても痛いほどに実感している。しかしながら、Pot-pourriのこのアルバムは間違いなく新しい独自のものであると感じられる。
ヨーロピアンで流麗なノワールさ加減、奇怪な電子音やグリッチ処理、どことなく人生や文明に対する醒めた視線を感じる歌詞が全編を貫いているのに、不思議とディストピアンな印象はない。むしろ強く感じるのは朴訥とした歌心、そして温かかったり冷たかったりするさまざまな温度。
先鋭的なサウンドメイキングでありながら耳馴染みのいいポップネスもある、唯一無二のコンテンポラリー・フォーク・ロックに仕上がっているのは、SAWAWO君の豊かな音楽的素養と研究熱心さの現れだろう。Pot-pourriが今後どんな音を、そしてどんな歌を生み出すのか、楽しみだ。

(管梓 a.k.a. 夏bot [For Tracy Hyde/エイプリルブルー])



Pot-pourri『Classic』ライナーノーツ

なぜ、アコースティックギターだったのか?
Pot-pourriの音楽を聴いていると、背後にある様々な音楽が聞こえてくる。バンド名の由来となったP-MODELを含む、ヤプーズやYBO2やPANICSMILEなどの日本のアンダーグラウンド、FeltやThe Cureのような英国のニューウェイヴ(とその子息としてのスピッツ、LUNA SEA、Plastic Tree)、あるいはGenesisやGongなどのプログレ。「Kankitsu」の上ずったボーカルと陽性のコードプログレッション、複雑なリズム構成の組み合わせはDirty Projectorsの諸作を思わせるし、「Absinthe」の直進で突き進むリズムはGASTUNK「ジェロニモ」を想起させる。ありとあらゆる時代と場所の音楽がこの『Classic』というアルバムに注ぎ込まれているのだが、今名を挙げたミュージシャン、バンドのメインとなる楽器はエレクトリックギターだ。時にアコースティックを用いることはあっても、弦を弾く音がはっきりと鳴らされるその響きを中心に据えた音楽ではない。フォークやカントリー、ブルースなどととしばし括りこまれる音楽においてはアコースティックギターの音がほぼ不可欠になってくるが、そのあたりの音楽からの影響はPot-pourriには薄い。にも関わらず、『Classic』では全曲を通してアコースティックギターの音が聞こえてくる。これはどういうことなのだろう。
上に挙げたバンドは、どれも自分が生きる世界に対する違和感を表明してきた存在だろう。その違和感を、言葉と同時に、音の連なりと重なりを通して表現してきたバンドだ。曲調のめまぐるしい変化、あるいは逆に盛り上がりを欠いた平坦さ。もしくはバランスを崩した音の構成。あらゆる手段で社会の片隅に打ち捨てられた存在を拾い上げようとする。Pot-pourriはそうした音楽家の系譜に位置するバンドであり、だからこそエレクトリックが似合う局面にあえてアコースティックギターを拵えるのだ。リヴァーブの効いた鋭利なギターが入り込むべきニューウェイヴ調の曲に広がりの貧しいアコースティックをぶつけてくる。同時にそのギターをエレクトロニクスで加工させ、違和を強調する。フォーク調の牧歌的な歌に、ダブ処理を施した音像の深いベースとドラムが絡み合う。Pot-pourriは、自らの持つ違和感に対して途方もない誠実さで対峙している。変調を表現することが、自らに誠実であり続けるための彼らの戦略なのだ。
「今日はピーカンだから、黒い服で外に出て影だけの人になる」。この1行に彼らの姿勢が凝縮されている。光に塗れ切った空の下で、影だけになること。存在のない存在になること。人々の行き交う街並みで、糸屑だらけのゴーストタウンを幻視する我々だけの祝音。

(伏見 瞬)



Pot-pourri『Classic』アルバム・レビュー

これがもし、1曲1曲の尺が不可視のレコードであったらなあ、と思う。
ぱっと音量の調節が出来ない機器で再生出来ていたらなあ、とも思う。
だって、こんな“音”におどろかされるアルバムは久しぶりだからだ。
いや、音ではなく静寂に驚かされたのかもしれない。
突如足跡を消す音。静寂。突如目の前に躍り出てくる音。
これはとても心臓に悪くて、静寂に隠れたつぎの音が、わたしを嘲笑っているような気さえするのだ。
後ろ髪を見送ったと思ったら、背中をどん、と突き飛ばされて視界が揺れる。
如何なるびっくり箱か、とりあえず2曲目の“Kankitsu”まで聴いてみてほしい。

かつてPot-porriの楽曲を拝聴させていただいたことのある身として、揺蕩うような、微睡むような楽曲を想像していた私はとんだ馬鹿者だったようだ。
不均一に前後にスウィングする各楽器の音が、鼻先まで迫って目を逸らすことを許さない。
歌詞だってどきりとするような文言が随所で眼球を刺してくるのだ。
どうしたって切り離せない「死」という存在が。
このアルバムは優しいアルバムなんかではないということだけは、断言できる。
そう、優しさがないのだ。

アコースティック・ギターというものはあたたかみを表現することに用いられることの多いツールと化しているけれど、Pot-pourriのアコースティック・ギターは一から十まで優しくない。
落雷のように耳穴を痺れさせる。心臓に針を通す。気分が海底に錨を下ろす。

優しくないアルバムなんて、聴くのは音楽に表層的な癒しを求めない人間だけである。
自分もまた、これだけこの作品に傷だらけにされているのに、もう何度繰り返したか知れない。
快楽だけを与えてくれる音楽の多い現在のシーンで、きっと異質な存在だろう。
でも、こわいもの見たさも人間の性だ。一度くらい、野次馬根性でこのアルバムに火傷したっていいと思う。責任は取れないが。
そして一度傷ついたら、次なる負傷者が豆鉄砲を喰らう瞬間に思いを馳せて一緒にほくそ笑もう。
傷だらけで笑うあなたは、もうすっかり彼らの音楽が身体に回ってしまっていて…。

現代のマゾヒスト達へ送る。

(清家咲乃 [BURRN! / Innertwine ZINE])








Pot-pourri
1stフル・アルバム『Classic』
発表記念ギグ


日時:2019年11月9日(土)
会場:神楽音
https://kagurane.com/schedules/view/1248

開場:17:30 / 開演:18:00
前売予約:2,800円 / 当日:3,300円 / 学割:2,300円 / リピート割:2,300円
(各ドリンク・チャージ無し)

出演:
Pot-pourri(ポプリ)
伊東篤宏
服部峻
Strip Joint

前売予約:10月5日(土)の12:00(正午)より受付開始、info@faderbyheadz.com まで、件名を「11/9予約」とし、お名前・人数をお送りください。
(受付期間:11月8日23:59まで)


※学割がご利用可能です。当日、学生証をご持参下さい。
※リピーター割は、8月30日(金)に三鷹SCOOLにて開催された「Pot-pourri 先行1stシングル『Silkworm』発表記念ライヴ」、または9月29日(日)に同所で開催された「Pot-pourri 先行2ndシングル『Kankitsu』発表記念ライヴ」のどちらかに来場された方を(どちらとも来場された方も)対象としております。


Pot-pourri(ポプリ)が初のフル・アルバム『Classic』の発表を記念して、神楽音にてスペシャル・ギグを開催します。
アートの出自ながら、OPTRONを駆使し、音楽界でもジャンルを横断しながら常に刺激的なパフォーマンスを繰り広げる、(Pot-pourriのUNKNOWNMIXの先輩としてはOptrum、近年ではテンテンコとのZVIZMOでも有名な)伊東篤宏さんにソロでご出演頂きます。
また、10代の頃から天才音楽家として菊地成孔さん等が称賛し、2013年の『UNBORN』、2015年の『MOON』がそれぞれ絶賛された服部峻さんが、映像を使用したライブを行います。
そして ギグの口火を切ってくれるのは、2017年にポスト・パンクなCeremonyとして結成され(2019年に改名し)、12月にはCrocodilesの来日公演にも登場する、人気急上昇中の若き東京のオルタナティヴ・ロックバンド、Strip Jointです。
このように音楽性や活動歴もバラバラにも拘らず、Pot-pourriのレコ発を祝って頂くのにふさわしいラインナップとなっており、最初から最後まで十分に楽しめるイベントとなっております。



伊東篤宏
1965年生まれ。美術家、OPTRONプレーヤー。
90年代より蛍光灯を素材としたインスタレーションを制作。98年に蛍光灯の放電ノイズを拾って出力する「音具」、OPTRON を制作、命名。展覧会会場などでライヴを開始する。2000年以降、国内外の展覧会(個展、グループ展等)、音楽フェスティバルなどからの招集を受け、世界各国で展示とライヴ・パフォーマンスをおこ なっている。
所謂サウンドアート的展開からロック〜ジャズ〜クラブミュージックまで、音の大小や空間の規模を問わない そのパフォーマンスで、様々なタイプのサウンド・パフォーマー達やダンサーとの共演、コラボレーションも多数おこなっており、ジャンルや音楽スタイルの枠を飛び越えた さらなる幅広い活動の展開を見せている。
www.gotobai.net/




服部峻
東京在住の音楽家。映像作品も手がける。2枚のアルバム(「UNBORN」「MOON」)を発表。遠藤麻衣子監督映画「KUICHISAN」「TECHNOLOGY」の劇伴を担当。現在、オリジナルアルバムを制作中。




Strip Joint
Strip Jointは、1997年大阪生まれの岸岡大暉を中心とする東京のロックバンド。西田弘之 (Dr)、今井理紗子 (Ba)、島本理緒 (Gt)の3人とともに活動している。2017年にCeremonyとして結成して以降、東京のアンダーグラウンドなシーンで徐々に活動を拡大。「In Subtropical Rains / Oxygen」、「Drift Forever」をはじめとする自主制作のシングルリリース等を経て、2019年にStrip Jointに改名した。7月に東京のパンク・レーベルBlack Holeからデビューシングル「Like A Storm」を7インチでリリース。


お問い合わせ:HEADZ(tel. 03-3770-5721 / http://www.faderbyheadz.com)









2014年の毛玉(けだま)以来、HEADZが久々に送り出す新人バンド、Pot-pourri(ポプリ)が2曲の先行配信シングルに続き、10月25日(金)に初のフル・アルバム『Classic』をリリースします。
Pot-pourriは、フロントマン、Sawawoを中心に、自らをアブストラクト・ポストパンクと評し、普通のロック・バンドの編成とは異なるアンサンブルにて、メロディアスながらもカッティング・エッジなオリジナル・サウンドを追求している若手バンドです。

まだ20代半ばながらリーダーのSawawoは、バンド名をそのアルバム・タイトルから取ったP-MODEL、割礼、たま、THE CURE、The Durutti Columnといった80年代のニューウェイヴ、ポストパンク・バンドや、スピッツ、LUNA SEA、THE NOVEMBERS、空間現代等の日本のバンドに影響を受けていますが、分かり易くアウトプットするのではなく、咀嚼し、高次元にミックスした己の音楽として昇華しています。

『Classic』は落合soupで録音され、ミックス、マスタリングも含めエンジニアリングは、空間現代、にせんねんもんだい、ZVIZMO他を手掛けるsoupのnoguchi taoruが担当し、こだわりにこだわり抜いたクリアでエッジーなサウンドに仕上がっております。
Nicolas Jaar、Grouper、Portishead、Elliott Smith、Robert Wyattといったジャンルも年代もバラバラな海外アーティストの影響も受けており、楽曲ごとに様々な音楽要素が詰め込まれていますが、不思議と統一感のある、初作にして強烈な個性を発揮した素晴らしいアルバムとなっています。








【収録曲】

1. Cerulean
2. Kankitsu
3. Lempicka
4. Revolver
5. Berceuse
6. Absinthe
7. Nocturne
8. Silkworm


SAWAWO: Vocals, Guitars, Bass(3, 5, 6), Piano(3), Programming(4, 5, 7)
RYO NAGAI: Programming(1-3, 5-8)
PLEASURE: Bass Arrangement(3)
DOGUMP: Bass(2, 7, 8)
CHIKUWA: Drums(3, 6)
TARAWO: Drums(2, 8)

All songs written by SAWAWO, arranged by Pot-pourri except 1 by RYO NAGAI & 4 by SAWAWO
All lyrics written by SAWAWO

All songs recorded, mixed & mastered at soup by noguchi taoru(soup) except 3 recorded at soup & Komaba by noguchi taoru(soup) & SAWAWO

Artwork & Design: AKIRA ASHIMO
Logo Design: Manabu Kon









Pot-pourri(ポプリ) profile:

2015年、Sawawo(アコースティックギター・ヴォーカル)を中心として活動開始。
ヴォーカル、アコースティックギター、ベース、ドラム、ライヴ・エレクトロニクスという編成の変則的なアンサンブルで、日本語詞によるメロディーを聴かせるアブストラクト・ポストパンク。

Now Available

1st Single「Silkworm」(UNKNOWNMIX 51 / HEADZ 240):2019年8月23日(金)リリース
・YouTube(Official Audio)
https://www.youtube.com/watch?v=Tf76ZI-PTS0
・SoundCloud
https://soundcloud.com/headzpromo/sIlkworm

2nd Single「Kankitsu」(UNKNOWNMIX 52 / HEADZ 241):2019年9月13日(金)リリース
・YouTube(Official Audio)
https://www.youtube.com/watch?v=W75YzdV9n48
・SoundCloud
https://soundcloud.com/headzpromo/kankitsu

※ 共にアルバム収録ヴァージョンとはマスタリングが違うシングル・ヴァージョン










 


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